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草の心臓

断崖に吹きくる風の言語ゆゑただしき話者をもたぬゲイル語 五月の女王 ( メイクイーン ) 枯野のごとくなだらかな表皮纏ひて暗がりに立つ 音楽の三分類に子守唄と悲歌とぞありぬ白霧つめたし 冬の雨ほそくほそく降り根菜は同族同士擦りて洗へ Siuilとは「行け」とふ意味やたましひの歯の...