tanka
密造酒分けあうごとく冷暗のライブハウスの扉は重く 揮発してゆくものなべて美しく歌い手の見た遠い中空 身体より混ざりあうこと容易くてたましいよりも声はたましい 背負い続けた羽の名残の肉塊をしずかにおろし歌ははじまる 砂浜のように照らされステージはそのまま 代わりの人生はない 立ちな...