2025.2.8 狐弾亭・ランブリングハウスで会いましょうvol.1に
サンティアゴの歌声聴けば轟ける南武線とは海に降る雨
光よりさきに言葉のありしこと妖精王の宮殿もまた
信仰よ宴席のゆめ消え果てつ鶏のみ鳴ける明け方の丘
海に帰ったゴルラスの婦人
おまへは不幸になるとふ母の言葉ゆゑ子らみな千々に砕け散りたり
貞節の呪ひとしての鱗を人魚は陽ざしに光らしめつつ
五拍子の曲に合はせて鳴りいだす柱時計の時告ぎの鐘
雨に濡れれば作りなおせば良いだけと琴抱きあげて竪琴弾きは
イェイツが語りを聞いた老婆はどこにもおらず、人々は妖精だろうと噂した。
妖精の老婆語れる木漏れ日に記録されえぬ緑の柳
足萎えの男を癒しカンティガはバウロン高く鳴らして終はる
(狐弾亭・つきのこどもフリーペーパーより)